【30代女性Iさん】腰パンについて
私が中学時代に腰パンが流行っていました。
主に腰パンしていたのは少し悪ぶっている男子生徒で、イキりながら履いていたのを覚えています。
当然、髪はワックスで持ち上げ詰襟は首元を開けたスタイルです。
当時の私はそのスタイルがちょっと格好良いと思っており、地味ながり勉君より断然魅力的に映っていました。
その様な中でも、思わずダサいと思っていたのが下げ過ぎた腰パンです。
通常、骨盤の上辺りで履くものを中間かそれより下の部分で履いているスタイルです。
余りに下げ過ぎてしまっている為、ズボン全体がずり下がってダボダボの上、股上が大幅に下がるので短足に見えてしまいます。
極めつけにダサいのは、下着が見えてしまっている事です。
通常は長めのTシャツやYシャツの裾をインするので下着は見えませんが、下げ過ぎた腰パンには裾が届かない為当然まる見えになります。
一度ヒョウ柄のトランクスを履いている男子が居て、見てはいけないものを見てしまった感が凄かったです。
腰パン自体は高校生に上がった時には、なぜかもう見なくなりました。
一時的な流行りであり、今思うと腰パンは変なスタイルだったなと思います。
【30代女性Sさんの口コミ】腰パンについて
腰パンと言えば、私たち昭和末期生まれにとってなんだかノスタルジックな響きのある言葉です。
私が通っていた中学校では、腰パンが許されるのは一部の許された生徒たちだけでした。つまり、ヤンキーです。
一般の生徒が腰パンをしようものなら、すぐに呼び出されて因縁をつけられるか、逆に「こいつは正気なのか」と本気で心配されるかどちらかでした。
私は地味でスクールカースト下位の生徒だったのですが、ある日学生生活のストレスから、「もうグレてやる!眉毛剃ってやる、腰パンだってしてやる」とヤンキーに走ろうとしたのです。
誰だってありましたよね、なぜかヤンキーに憧れていた時期が。
腰パンをするにはヤンキーたちの目をどうにかくぐり抜けなければいけません。
さて、どうしたものか。
当時、運良く幼少から仲がよかった幼なじみのヤンキー女子がいたので、コッソリ相談に行きました。
ヤンキー女子のアドバイスによると、急に腰パンをすると目をつけられるから、隠れて楽しむのが無難だと言います。
私は彼女のアドバイスを受け、ヤンキーが戯れるトイレや更衣室は避け、出没率の低い図書館で楽しむことにしました。
まじめ生徒が集う中、一人だけジャージのズボンを下げて徘徊した時は、何ともいえない優越感に浸れました。
その後、図書館だけで思いっきり腰パンを楽しみ、いつしかその腰パン欲は薄れ、再び地味なダサい生徒に戻りました。
中学校というコミュニティの中での何とも言えない閉塞感、届かない存在への憧れ、いつも何かに対し、焦りや苛立ちを感じていた思春期真っ盛りのあの頃、こっそり腰パンを楽しんだことで、私は何となく、救われた気持ちになりました。
今は2児の母となり、いつかはこの子たちも思春期になります。
その時はこのエピソードをきかせ、トキには寄りそい、時にはひっそりと見守って行きたいと思います。
【30代女性Hさんの口コミ】腰パンについて
腰パンは、学生時代、男子生徒の間で流行していました。
少し悪くふるまっている男子生徒のほとんどが腰パンをしていた記憶があります。
強く記憶している思い出は、学年集会で集まって並んでいる時のことです。
腰パンをしている生徒が、先生に注意を受けていました。
注意を受けていたのは、同じクラスの男子生徒。
かなりパンツを下げて着ていたので、先生の目に余ったのだと思います。
確か先生は女性で、当時50代くらいの方だったと思います。
その先生に、無理やりパンツを上げられて、ベルトを締められていました。
注意を受けていた男子生徒はされるがままになっていましたが、なんだかお母さんに注意されて直している子という雰囲気だったので、そんなに嫌な空気は流れていませんでした。
ただ、今思えば、ちょっとセクハラになってしまうのかな?と思います。
男子生徒に対して女性の先生が対応するのは違っていたのかもしれません。
しかし、その注意されて腰パンを直した男子生徒は、先生が去った後しばらくしてすぐにまた戻していました。
私としては、直したところはあまり見たことがなかったのでちょっと新鮮にも見えましたが、男子生徒のイメージは腰パンのほうが強かったので、やっぱり腰パンをしていた方が馴染むなと思いました。
似合っているというより、キャラクターに合っていていいなという印象です。
腰パンは裾がダメになりやすくなるし、ださいようにも見えて個人的には好きではありません。
でも、その人のキャラクターに合っていれば、私は良いかなと思っています。
【30代女性Uさんの口コミ】腰パンについて
高校時代はまさに腰パン全盛期という世代でした。
校則の比較的ゆるい学校だったので、男子生徒は誰も彼も腰パン状態。
ひどい時は下着が半分くらい見えている状態だったように思います。
今から考えると見せるセクハラに該当しそうですが、女子も女子でブラ紐をあえてシャツから透けさせる生徒が多かったように記憶しています。
今の高校生は、制服の素材が変わって透けにくくなっているのが本当にうらやましいです。
自分は透けさせるのがいやなので、キャミソールを着たり、透けないような工夫をしていて暑かった記憶があります。
腰パンの同級生たちは、ヤンチャな子も多かったように思いますが、現在では皆ほとんどの人がしっかりと大人になって生活しています。
なので、腰パンはヤンキーファッションと同じように、いっときの流行だったのだろうなと思っています。
アメリカのラッパーが自分を主張するスタイルとして始めたことと、日本の流行は少し違いますね。
【30代女性Rさんの口コミ】腰パンについて
中学、高校時代に同級生達が制服でやってました。
パンツが見えるんですが、量販店で3枚組でいくら、で売ってそうな普通のものだったので、めっちゃパンツ見せてるのにオシャレなのじゃないんだ、と思いました。
あと、腰パンしてる人の大半がズボンの裾がジャキジャキに破れていました。
地面に擦れて破れたんだと思いますが、制服なのにいいのかな、とか、親や先生に怒られないのかな、と気になりました。
これを書いてて思い出しましたが、当時、腰パンをしている同級生を見た近所のおばさんが、「何あれ!あんなのズボン下まで下ろしたくなる!」と言っていて、びっくりしました。
聞かなかったことにして、その場を通り過ぎましたが、朝、学校に行く時よく挨拶する方だったので、その後会うと気まずい気持ちになりました。
今は制服で腰パンしてる子は見ないように思います。やっぱり流行りとかあるのかな。
最近の子達の制服の着方はどんなのが流行ってるんでしょう。
【30代女性Mさんの口コミ】腰パンについて
学生時代、好きになるのは腰パンの男子ばかりでした。
ルーズな感じが妙にかっこよく見えたものです。
自分も少しだけ腰パンにしていた時期がありました。
しかし、それを当時ちょっと気になっていた先輩に指摘されてしまったのです。
先輩は小学生の時に児童会長をやり、中学に入ってからも生徒会に所属していました。
そのため、当時はむしろ腰パンをしている男子の方が多かったのに、先輩はいつも制服やジャージをかっちりと着こなしていたのです。
ハッキリと言われたことがショックで、それからは先輩から少し距離を置くようになってしまいました。
しかし大人になって思うのですが、やっぱり裾を引きずったりするような学生も多くて、ちょっとだらしなかったなぁと思います。
もちろんそれもまた良い文化の一つだったとは思うのですが、ハッキリとだらしない着こなしは、自分が好きではないと言っていた先輩のことを今でも思い出すのです。
あれだけ腰パンばかりだった中、自分の好きを貫き通した先輩は、やっぱりかっこよかったなぁと思います。